2012年10月8日月曜日

オルフェーヴル 凱旋門賞2着

10月7日  第91回 凱旋門賞 Qatar Prix de l'Arc de Triomphe (フランス ロンシャン競馬場)


世界最高峰のG1レース、凱旋門賞。

日本調教馬の挑戦は、1969年のスピードシンボリから始まって、2011年までに11頭。
そのうち、これまでの最高順位は、1999年のエルコンドルパサー、2010年のナカヤマフェスタの2着。

そして… いよいよ5冠馬オルフェーヴルが参戦! 鞍上はクリストフ・スミヨン。
帯同馬として一緒にフランスに遠征しているアヴェンティーノと共に、日本調教馬初の栄冠を目指す。

オルフェーヴルは、9月16日、前哨戦のフォワ賞で勝利。
このレースでの日本調教馬の勝利は、エルコンドルパサー以来13年ぶり。 そのエルコンドルパサーは、凱旋門賞で勝利目前までいきながらモンジューの猛追にあい惜しくも2着。 大好きだったエルコンドルパサーが僅差で敗れたあの光景は今でも忘れられません… あの悔しさをオルフェーヴルに晴らしてもらいたい!

出走を予定していたスノーフェアリーが故障で回避。
またディフェンディングチャンピオンのデインドリームは、在籍しているドイツ・ケルン競馬場で馬伝染性貧血に感染した馬がいることが判明したため3ヶ月間移動禁止となり、出走できず。
強い牝馬2頭が出走回避となったのは、オルフェーヴルにとっては追い風か… ( デインドリームとの対決は見てみたかったけど )  しかしまだまだ強敵揃いで、一筋縄ではいきそうにない。

おまけに、現地はここしばらく天候不順で、かなり水分を含んだ馬場になっているとのこと。 凱旋門賞当日は好天に恵まれたものの、オルフェーヴルにとってはおそらく体験したことのないくらいの重い馬場… 斤量59.5キロでこれを克服できるかも鍵となる。


スタート後、オルフェーヴルは後方2番手あたりでレースを進める。
スミヨン騎手が手綱をガッチリ押さえ、かなり落ち着いたレース運び。
フォルスストレートを抜けて最後の直線に入ったところで、オルフェーヴルがスパートし、先頭に立つ!
これは… このまま差を広げて、いよいよ快挙達成の時が…!?

しかし、一度はかわした4歳牝馬ソレミアが猛追。
オルフェーヴルは、重い馬場でさすがにスタミナが切れかけたのか、内に切れ込んでいく。 スミヨンが必死に右ムチを入れて修正しようとし、なんとか踏ん張りを見せてはいたが…
凱旋門賞を知り尽くした男オリヴィエ・ペリエが騎乗したソレミアが、決勝線手前でグッとひと伸び、クビ差ほど前に出たところでゴール。
悲願の勝利を掴みかけたオルフェーヴルは、僅差の2着… (ノД`)


もっと良い馬場でやれていたら、結果は違っていたかもしれない。
でも競馬に 「 ればたら 」 は禁物、結果が全て。 それは重々承知… でもやっぱり悔しい!

しかし、オルフェーヴルが強さを見せたレースであったことも確か。
ひとまず… お疲れ様。 無事に帰ってきてくれなっ!

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