2015年8月31日月曜日

2015年 シンガポールの旅 3日目 その3 : マラッカ日帰りツアー (3)

「2015年 シンガポールの旅」 これまでの記事
1日目 その1 : 市内観光ツアー (1)  1日目 その2 : 市内観光ツアー (2)  1日目 その3 : 市内観光ツアー (3)
1日目 その4 : 市内観光ツアー (4)  2日目 その1 : F1市街地コース  2日目 その2 : ティオンバル
2日目 その3 : ザ・ショップス・アット・マリーナ・ベイ・サンズ  3日目 その1 : マラッカ日帰りツアー (1)
3日目 その2 : マラッカ日帰りツアー (2)


8月12日(水) シンガポール 3日目 その3


引き続き マラッカ ( マレーシア ) 日帰りツアー。




ジョンカー・ストリートからマラッカ川を渡ると…

マラッカ川

サーモンピンクの建物が鮮やかな オランダ広場 Dutch Square があります。

正面にあるのがセントクライシス教会。 向かって右がスタダイス。
小ぶりな風車もある!

セントクライシス教会を正面に見て右手にある スタダイス Stadthuys ( 1650年にオランダの統治者がオフィスとして建てたもの ) の中を抜け…


セント・ポールの丘を目指します。

マラッカという地名の由来になったと言われている 「 マラッカの木 」
鄭和記念博物館の横を登っていく。
マラッカタワーが見えた!
ほどなくして教会らしきものが見えてきた…

丘を登りきったところに セント・ポール教会跡 St. Paul's Church があります。


セント・ポールの丘からの眺め
マラッカ王朝を陥落したポルトガルによって 1521年に建立された教会。

当時はヨーロッパ各地にプロテスタント派が広まり始めており、その拡大を阻むためにカトリック派がアジアに目を向けます。 そのカトリック派の急先鋒であった 「 イエズス会 」 極東アジア地域の責任者だったのが、日本でもお馴染みのフランシスコ・ザビエル。
彼は、ポルトガルからアフリカ、インドを経由してマラッカに渡り、この教会を拠点として日本へ布教に向かったわけです。

日本から再びインドに渡ったザビエルは、次に中国での布教活動を計画しますが、中国のサンチャン島に滞在し中国本土への上陸待ちをしていた時に熱病に冒され、1552年12月に46歳で殉教。
聖骸は、インドへ移送される途中の 9ヶ月間、この教会に安置されていたとのことです。

フランシスコ・ザビエルの像
教会跡の入口手前にザビエルの像 ( 歴史の教科書でお馴染みのあの肖像とは、かなり印象が違う! ) がありますが、上の写真でも分かるように、右手部分が無い状態です。
この理由は諸説あって、「 聖骸から右手が切断されてローマに送られたことに由来する 」 とも 「 落雷で木が倒れこんで右手を落とした 」 とも言われていますが、あまり定かではないようです。

では教会跡に入ってみましょう。


実はここ、NHK で放送中の 「 岩合光昭の世界ネコ歩き 」 マレーシア編のロケ地のひとつだったこともあって、ぜひ来たいと思っていた場所。


期待通り、いきなりニャンコに出会えました。 (^^)

現在この教会跡は、屋根が朽ち果ててしまい壁面のみが残っている状態。



一番奥に、金網で覆われた場所がありますが…


この下が、ザビエルの聖骸が安置されていた場所だそうです。

教会跡を通り抜けたところのお土産屋さんにもニャンコが! (^^)



教会跡の横から丘を下ります。



丘を下りきったところに ファモサ要塞跡 A'Famosa ( サンチャゴ砦 Porta de Santiago ) があります。


1511年にマラッカ王朝を占領したポルトガルが、セント・ポールの丘の周囲を囲む城壁を築いた際に設置した 4ヶ所の門のうちのひとつ。
後年、城壁は英国によって撤去されましたが、後世に伝える資料としてここだけが残されたそうです。


ファモサ要塞跡の向かいには 独立宣言記念館 Proclamation of Independence Memorial があります。


1956年2月20日、マラッカにおいてマレー連合州の英国からの独立が宣言され、マレーシアの初代首相トゥン・アブドゥル・ラーマンによって開かれた記念館。
中には入りませんでしたが… マレーシアの歴史と独立運動に関する資料が展示されているそうなので、次の機会があったら入ってみたいです。

マラッカ歴史地区の地図
ハイビスカスが鮮やか

続いて マラッカ王宮博物館 Melaka Sultanate Palace へ。



マラッカ王国の初代パラメスワラ国王が建立した宮殿を復元した建物で、当時の貿易などの様子や民族衣装などが展示されています。


あまり時間がなくて駆け足で見る形になってしまいましたが、なかなか面白かったです。


これでマラッカ観光は終了。 今回は日帰りということもあってちょっと慌ただしかったですが、2~3泊くらい滞在してみたい場所でした。


ツアー車でシンガポールへ戻ります。

国境まで戻った時はちょうど通勤帰りの時間帯だったようで、シンガポールで仕事を終えてマレーシアへ戻る車やバイクで反対車線は大渋滞! (@_@;)


ホテルへ戻り、すぐ隣のマリーナ・スクエアにある 包今天 ( バオ・トゥデイ ) Bao Today で夕食。


点心、美味しかったっす! ヾ(*⌒¬⌒*)ノ


明日はいよいよ旅の最終日。 早いなぁ…


4日目 チャンギ国際空港 ~ 5日目 帰国 へ続く )

2015年8月30日日曜日

2015年 シンガポールの旅 3日目 その2 : マラッカ日帰りツアー (2)

「2015年 シンガポールの旅」 これまでの記事
1日目 その1 : 市内観光ツアー (1)  1日目 その2 : 市内観光ツアー (2)  1日目 その3 : 市内観光ツアー (3)
1日目 その4 : 市内観光ツアー (4)  2日目 その1 : F1市街地コース  2日目 その2 : ティオンバル
2日目 その3 : ザ・ショップス・アット・マリーナ・ベイ・サンズ  3日目 その1 : マラッカ日帰りツアー (1)


8月12日(水) シンガポール 3日目 その2


引き続き マラッカ ( マレーシア ) 日帰りツアー。


昼食の後、ツアー車でマラッカ旧市街へ移動。 古い街並みを巡ります。




トコン通り Jalan Tokong をぷらぷら歩きます。







自分が子供だった頃の、昭和の日本の風景みたいですな。


途中、チェンフーテン寺院 ( 青雲亭 ) Cheng Hoon Teng Temple を見学。



1646年に建立された、マレーシア最古のお寺。

仏教だけでなく、儒教 ・ 道教などが混合したお寺です。 台湾のお寺もそんな感じだったな。

十八羅漢
三国志の場面が描かれている壁
七宝の装飾が良いですねぇ。


さらにトコン通りを進みます。

中国の風習で、ご先祖へのお供え物として、花や果物などの他に、紙製のものがあります。
ご先祖があの世で何不自由なく暮らせるように…ということで、燃やして送るのだそうです。
お札に見立てた紙束といったものが多いのですが、最近では、家電品・車・バイク・家などを模したものもあるそうで…


なんと iPad まで登場 ( 手前に吊り下がっている青いやつ ) !
紙製 iPad 、話のタネに買って帰ろうかと思ったくらいでしたよ。


さらにトコン通りを進むとあるのが…


一見お寺のように見えますが、こちらは カンポン・クリン・モスク Kampung Kling Mosque
1868年に建立されたイスラム寺院です。



そのすぐ先にあるのが スリ・ポヤタ・ヴィナヤガール・ムーティ寺院 Sri Poyyatha Vinayagar Moorthi Temple


マレーシアに現存するヒンドゥー寺院の中で、最古のものだそうです。


トコン通りから トゥカン・エマス通り Jalan Tukang Emas へ入る手前で右折し…


ハン・カストリ通り Jalan Hang Kasturi を経由して…



ハン・ジェバット通り Jalan Hang Jebat へ。 ここへ来ると一気に賑わいます。



この通りは、ジョンカー・ストリートという愛称で呼ばれている名物ストリート。 夜市も開かれたりするようです。


すぐ先のマラッカ川を渡って、いよいよマラッカ旧市街観光の中心地へ入ります。


3日目 その2 : マラッカ日帰りツアー (3) へ続く )