「2011年ハワイの旅」 これまでの記事
1日目 : ホノルル動物園など 2日目 その1 : ザ・バスで出かけるぞ! 2日目 その2 : ビショップ博物館
2日目 その3 : チャイナタウンにも行ってみた 3日目 その1 : オアフ島半日観光ツアー (1)
3日目 その2 : オアフ島半日観光ツアー (2) 3日目 その3 : オアフ島半日観光ツアー (3)
3日目 その4 : アロハ・タワーからダウンタウン散策 4日目 海に沈む夕陽!
5日目 その1 : マウイ島日帰りツアーへ
9月21日(水) ハワイ 5日目 その2
ツアー車は、マウイ島ハレアカラのクレーター・ロードを、山頂目指して進みます。
標高2,000mを越えたあたりに、ハレアカラ国立公園 Haleakala National Park の入口ゲートがあります。
ハレアカラ国立公園 入口ゲート |
入口ゲートに描かれているのは、ハワイの神話に登場する半神半人の英雄 マウイ Maui です。
ハワイの島々の中で、唯一、神の名前が付けられているのが、このマウイ島なのです。
マウイの伝説は太平洋諸島に広く伝わっているので、おそらくは昔ハワイに渡ってきたポリネシア人によって伝えられたものと思われます。
山の名前「ハレアカラ」は、ハワイ語で「太陽の家」という意味で、ここにはマウイと太陽にまつわるエピソードが伝えられています。
その昔、天と地の間がとても狭かったため、植物は大きく育つ事ができず、人々も行き来するのに不自由していました。
ある日、水が入ったひょうたんを持った女性にマウイが 「その水を飲ませてくれたら、空をもっと高く持ち上げてあげよう。」 と言いました。
女性が言われたとおりにマウイに水を飲ませると、マウイは空を掴んで山の頂上まで持ち上げ、
さらには、現在空がある高さのところまで放り投げました。
今でも、ハレアカラには時々黒い雨雲が降りてきて雨を降らせることがありますが、雨雲は
マウイに投げ飛ばされるのを恐れて決して長居をしないと言われています。
さて、マウイが空を高く持ち上げたことで、太陽が天と地の間を容易く通り抜けることが出来る
ようになったことから、太陽がもの凄いスピードで動くようになってしまったため、一日がとても
短くなってしまいました。 マウイの母ヒナは、タパ(樹皮で作られた布)を作っていましたが、
昼が短くなってしまったため、材料の樹皮が乾かないうちに日が暮れてしまうので困っていました。
そこでマウイは 「一日がとても短くて皆が困っている。 言うことを聞かない太陽を懲らしめよう」
と、ハレアカラの火口に住む祖母から太陽の捕まえ方を聞き、ハレアカラ山頂で、16本ある太陽の
脚を捕まえ、それをヒナからもらったロープでウィリウィリの木に括りつけて、身動きできなくなった
太陽を斧で打ちすえました。
とうとう太陽は降参して、マウイに 「もっとゆっくり動くこと。 夏と冬で動くスピードを変えること。」
などを約束させられ、一日は今の長さになりました。
上の写真の入口ゲートに描かれているのは、まさにマウイが太陽の脚を捕まえているところです。
国立公園入口ゲートから、ハレアカラ山頂を望む。 |
さらにクレーター・ロードを登り、標高2,694mの レレイウィ展望台 Leleiwi Outlook へ。
だいぶ寒くなってきたので、ダウンジャケットを着用(ツアー会社が貸してくれます)。
ハワイにいるとは思えない光景(笑)。
ハレアカラでは、ハワイとヒマラヤにしか生息していない貴重なキク科の高山植物 銀剣草(シルバースウォード Haleakala Silversword ・ ハワイ語で アヒナヒナ Ahinahina) を見ることができます。
レレイウィ展望台にある、銀剣草の説明が書かれた看板。 花を咲かせているところが描かれています。 |
銀色の鋭い葉が剣に似ていることから、「銀剣草」と呼ばれています。
何十年もかけて生育し、一生に一度の開花時期になると、上の写真の絵のように茎が伸びて花を咲かせますが、開花後は種をつけると枯れてしまいます。
銀色の葉が集まって丸い形になっているのが銀剣草。 |
だいぶ日が暮れてきました。
レレイウィ展望台から、ハレアカラ・クレーターを眺めることができます。
ここは、アポロ11号の月面着陸の訓練が行われた場所だということです。
また、映画 「2001年宇宙の旅」 のロケ地にもなりました。
ハレアカラ・クレーター |
ハワイ島のマウナケア(標高4,205m)も見えます。 山頂に見える白い建物は、マウナケア天文台群 (「すばる望遠鏡」のある国立天文台ハワイ観測所があるところ)。 |
雲に映っている影は、自分達が今立っているハレアカラのもの。 |
太陽が水平線に沈んでいきましたが、実は、このツアーのハイライトはここから!
急いで山頂へ移動です。
( 5日目 その3 : ハレアカラ・サンセット&スターゲイジング(2) へ続く )
2 件のコメント:
すごく標高の高いところなんですね^^
幻想的なサンセットですね・・・って浸ってたら
ハイライトはここからなんですか?(笑)
次も楽しみです^^
ところで、北朝鮮戦は負けてしまいましたが、
色んな意味で日本代表及びサポーターは
ラッキーだったと思います
ほんと無事帰ってこれたし・・・
3次予選突破してて良かった^^
>readealさん
標高が高くて空気が綺麗なためか、平地で見るのとは空の色が違うんですよね。
…そう! 本当の見どころは、この後です!(笑)
近いうちにアップしますので、お楽しみに。(^^)ノシ
今朝のスポーツ紙に、北朝鮮に行った日本サポーターの談話が載っていて、帰りのバスに石のようなものが数回投げつけられたらしいです。
日本が勝っていたら大変なことになっていたかも…と思うと…((((;゚Д゚))))
ホント無事に帰ってこれて良かったです。
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