2012年9月19日水曜日

2012年トルコの旅 5日目 その4 : カイマクルの地下都市~ウチヒサルの砦

「2012年トルコの旅」 これまでの記事
1日目 : お初です トルコ航空  2日目 その1 : アジアサイドへ  2日目 その2 : トロイ遺跡~アイワルク
3日目 その1 : エフェソス遺跡 (1)  3日目 その2 : エフェソス遺跡 (2)  3日目 その3 : エフェソス遺跡 (3)
3日目 その4 : ヒエラポリス-パムッカレ  4日目 その1 : コンヤへ向かう
4日目 その2 : メヴラーナ博物館(コンヤ)~カッパドキア  4日目 その3 : ベリーダンスディナーショー
5日目 その1 : カッパドキア気球ツアー  5日目 その2 : ギョレメ屋外博物館  5日目 その3 : エセンテペ・パノラマ


7月18日(水) トルコ 5日目 その4


引き続きカッパドキア観光です。

昼食後、バスで35分ほど移動し、13:15頃 カイマクルの地下都市 Kaymaklı Yeraltı Şehri に到着。


より大きな地図で Kaymaklı Yeraltı Şehri を表示

カッパドキア地方には岩を掘って作られた地下都市が数多く存在していますが、その中でもカイマクルにある地下都市は、地下8層に及び、かつては2万人が暮らしたこともあるという規模の大きいものです。
地下都市自体は紀元前からあったとも言われており、ローマ帝国時代に迫害を逃れて隠れ住んだ初期キリスト教徒が掘り進めて拡大したそうです。 その後、イスラム勢の迫害を逃れたキリスト教徒が移り住んだ時代もあったようです。

入場前にガイドさんから 「 閉所恐怖症の方は遠慮してください。 」 という注意があったので、これはどんなものなんだろうと、いろいろ想像していたら… 入ってみて納得!
順路が矢印で示されてはいるのですが、さながら蟻の巣のように通路・階段・部屋があちこちに繋がっていて、油断すると迷ってしまいそうになります。 さすがにここはガイドさんにきっちりついていかないとヤバイ(汗)。

入口から入ってすぐの部屋。 ここからスタートして…
狭い通路や階段を進む。
教会だった場所。 右側の窪みが祭壇だったそうです。
ワイナリーの跡もある。
円形の岩は、外敵の侵入を防ぐための扉。 これを動かして通路を塞ぐのだそうです。
何度も狭い通路や階段を抜け…
…部屋に出る…の繰り返し。 今、自分が何層目にいるのか判らなくなる。
あちこちに部屋が繋がっている。
地下都市には通気孔や井戸が掘られており、台所・食堂・寝室・貯蔵庫といった生活空間はもちろんのこと、学校や墓地などもあったといいます。 まさに都市!
しかし、ここで長年ひっそりと暮らすというのは… 想像を絶するとしか言いようがありません。 (^^;)
見学を終わって表に出た時、太陽のありがたみを感じずにはいられませんでしたよ。

ちなみに、カイマクルの南にある デリンクユ Derinkuyu には、4万人が住んでいた(!)という更に大規模な地下都市があり、カイマクルの地下都市と繋がっていることが確認されているとか! (@_@;)


カイマクルからウチヒサルへ戻り、14:35頃、トルコ石の店 ハネム・アート・センター Hanem Art Center に立ち寄り。 ツアーの宿命 その2 といったところです(笑)。


正直、自分が無理なく買えるくらいのものがあったら、ひとつ買ってみてもいいかな…と思ってたんですよ。
ショーケースの中の商品は、値段が見えないよう値札をひっくり返してあったのですが、たまたま値段が見えたものがあって… その瞬間 「 無理! 」 と判断、あとはひたすら目の保養(笑)。


トルコ石の店を出た後、15:20頃、ウチヒサルの砦 Üçhisar Kalesi に到着。


宿泊したカッパドキア・ケイブ・リゾートのすぐ近くです。


巨大な岩をくり抜いて砦としたもので、頂上へ登ることもできるそうですが、我々は写真ポイントで撮影のみ。
頂上は良い眺めが堪能できそうだな… 次に来ることがあったら登ってみたいものです。
岩壁の小さな穴は、鳩を飼っていた巣穴の跡で、鳩の糞を集めてブドウ畑の肥料にしていたそうです。


カッパドキア観光は、まだまだ続きます。


5日目 その5 : ギョレメ・パノラマ~パシャバー へ続く )

2 件のコメント:

まさし さんのコメント...

これだけの規模の地下都市を作ってしまうなんて、やっぱり人間って凄いですね!
「閉所恐怖症」私にあってるかも?狭いところ大好きなんで(笑)

みや さんのコメント...

>まさしさん
地下都市は、自分が見たのもまだほんの一部にすぎないのだと考えると、ホントに凄いと思います。
最初は「RPGのダンジョンがリアルにあったらこんな感じだったりして…」なんて思いながら進んでいったのですが、だんだんインディ・ジョーンズの気分になってきちゃいましたよ(笑)。