2011年10月6日木曜日

シンボリルドルフ逝く

1984年に「中央競馬史上初の無敗の3冠馬」となり、最終的には GⅠ 7勝 を達成した 皇帝 シンボリルドルフ が、10月4日、繋養先である千葉県成田市のシンボリ牧場で死亡しました。

30歳…大往生と言っていいと思います。

競馬歴17年の私は、もちろんルドルフの現役時代をリアルタイムでは知らないわけですが、ビデオでは全戦見ています。 既に結果を知っているレースなのに、その走りっぶりはビデオを見るだけでもゾクゾクします。
「勝ち方を知っている馬」 そんな印象ですね。
ぶっちぎりの圧勝というわけではないのに、底知れない強さを感じます。

85年有馬で7冠 「日本でもうやる競馬はありません」 (スポーツニッポン 10月5日)

昨年、ジャパンカップが30回目を迎えたのを記念して、東京競馬場でパドック展示がされたりもしたし、元気そうだったのにな…。


ルドルフが種牡馬引退となった頃、それまで見学不可だった北海道門別町(現・日高町)のシンボリ牧場が見学可能になり、ルドルフに会いに行ったことがあります。
その日は、ルドルフは怪我のため放牧に出されていなかったのですが、牧場の方が馬房の窓を開けてくださり、ご尊顔を拝する(笑)ことができました。
いやもう… 風格というか貫禄というか、とにかくカッコイイの一言! 今でも鮮明に覚えています。

雑な絵でスミマセン(汗)

もう一度会いたかったな…。


ルドルフはトウカイテイオーという後継種牡馬を残すことができましたが、テイオーはまだ後継種牡馬を残せてはいない状況。 貴重なバイアリーターク系(バイアリーターク → ヘロド → トウルビヨン → パーソロン)の血統なので、残ってほしいんですよね。
パーソロン系は、「メジロアサマ → メジロティターン → メジロマックイーン」の三世代のように、一子相伝の傾向が強いそうなので、テイオーも種付け頭数が少なくなってきていますが何とか大物が出てくれれば…!

おお、マックイーンといえば…
今年、3冠馬が誕生するかもしれないよ、ルドルフ! 母父がマックイーンなんだよ!

いつの日か、母父シンボリルドルフの3冠馬が誕生したらいいな…。


なお、10月8日(土)の ペルセウスステークス(東京11R) 及び 夕刊フジ杯オパールステークス(京都11R) が、「シンボリルドルフ追悼競走」として行われるとのことです。

また、10月8日から全国の競馬場・ウインズで献花台・記帳台を設置(ウインズでは記帳台のみ)、10月15日から東京・京都両競馬場で追悼写真展が行われるなど、追悼行事が企画されています。
競馬ファンの方はぜひ足を運んでいただきたいと思います。

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