2013年6月20日木曜日

コンフェデ第2戦 イタリアvs日本

6月19日 FIFAコンフェデレーションズカップ ブラジル 2013
          グループA 第2戦 イタリア vs 日本


イタリア 4-3 日本

得点 【ITA】 ダニエレ・デ・ロッシ(前半41分) 内田 篤人(後半5分・オウンゴール)
             マリオ・バロテッリ(後半7分・PK) セバスティアン・ジョビンコ(後半41分)
       【JPN】 本田 圭佑(前半21分・PK) 香川 真司(前半33分) 岡崎 慎司(後半24分)


【イタリア ラインナップ】

GK ブッフォン
DF マッジョ(後半14分OUT) キエッリーニ デ・シリオ バルザーリ
MF アクイラーニ(前半30分OUT) デ・ロッシ モントリーヴォ ピルロ ジャッケリーニ(後半23分OUT)
FW バロテッリ

ベンチスタート
GK シリグ マルケッティ
DF アストーリ ボヌッチ アバーテ(後半14分IN)
MF カンドレーヴァ マルキジオ(後半23分IN) チェルチ ディアマンティ
FW ジョヴィンコ(前半30分IN) ジラルディーノ エル・シャーラウィ


【日本 ラインナップ】

GK  川島 永嗣
DF  長友 佑都  内田 篤人(後半28分OUT)  今野 泰幸  吉田 麻也
MF  本田 圭佑  遠藤 保仁  長谷部 誠(後半45+2分OUT)
FW  岡崎 慎司  香川 真司  前田 遼一(後半34分OUT)

ベンチスタート
GK  西川 周作  権田 修一
DF  伊野波 雅彦  酒井 高徳  栗原 勇蔵  酒井 宏樹(後半28分IN)
MF  細貝 萌  中村 憲剛(後半45+2分IN)  高橋 秀人
FW  清武 弘嗣  ハーフナー・マイク(後半34分IN)  乾 貴士


Italy edge Japan in thriller to reach semis - FIFA.com (英語記事)

HIGHLIGHTS Italy 4:3 Japan - FIFA.com (ハイライト動画)


通勤時間にかかるため、生中継は前半しか見られず… 帰宅してから改めて録画を見直す。


イタリアはメキシコ戦の先発メンバーから2人入れ替え ( アバーテ → マッジョ、マルキジオ → アクイラーニ ) 。
日本はブラジル戦の先発メンバーから1人入れ替え ( 清武 → 前田 ) 。

第1戦から中2日のイタリアは、日程がキツいのと、現地の蒸し暑さからか、全くもって動きが悪い。
日本は 「 なんでブラジル戦でこれが出来んかった!? 」 というくらいの動きの良さで、ピルロとバロテッリを封じつつ序盤から積極的に攻める。 結果、岡崎がペナルティエリア内でブッフォンに倒されて得たPKを本田が決めて日本が先制。

イタリア代表監督プランデッリは、先発のアクイラーニが機能していないと見たのか、前半30分という早い時間にジョヴィンコに交代。( 結果的にはこれが当たったことになるわけだが… )

その直後、岡崎がピルロからボールを奪ったのをきっかけに日本がカウンター。 さらにコーナーキックからの流れで、最後は香川が 「 代表でこういうのを見たかったんだよぅ! 」 と叫びたくなるようなボレーシュートを決め、リードを2点に広げる。

しかし、前半41分、ピルロのコーナーキックからデ・ロッシがヘディングシュートを決めてイタリアが1点差に詰め寄り、前半終了。

後半5分、ゴールライン際で吉田がジャッケリーニとの競り合いから上手くかわされる。 吉田はボールがゴールラインを割ると思ったのか…油断したな。
ジャッケリーニが中央に送ったクロスをカットしようとした内田の足に当たったボールは、オウンゴールとなってしまう。 ここは内田を攻めることはできないなぁ… 内田が触らなければ、詰めていたバロテッリが決めていただろうから。

試合が振り出しに戻った2分後、ジョヴィンコのシュートをブロックしにいった長谷部の腕に、バウンドしたボールが当たり、ハンドの判定。 故意ではなかっただけに不運。
これで得たPKをバロテッリが決め、イタリアが逆転に成功。

逆転を許したうえイタリアの守備に手こずる日本だったが、この試合は一味違った。
後半24分、遠藤のフリーキックを岡崎がヘディングで合わせ、日本が追いつく。

後半37分には、カウンターから岡崎に絶好機、しかしポストを叩きゴールならず…

疲労からかイタリアはあまり動けなくなっていたが、それでも後半41分、デ・ロッシのスルーパスに抜けたマルキジオが右サイドから折り返し、フリーになっていたジョヴィンコが押し込み勝ち越し。

終了間際、日本は本田のクロスから岡崎がシュートチャンス、しかしクロスバーに当たりゴールならず。
詰めていた吉田が押し込んだものの、オフサイド判定でノーゴール。


この試合は 「 今の日本が何が出来て何が出来ないのか 」 がハッキリした試合だった。
攻撃陣については、イタリアのコンディションが良くなかったとはいえ、3得点できたのは収穫だったと思う。 ただ、あと少し精度が足らなかったか…
問題はやはり守備。 わずかのミスが命取りになるというのは当の選手たちが一番よく分かっている事だろうけど、今回は特に身に染みた。
あと、長友の出来があまり良くなかったのは気になった。 足の状態があまり良くなかったのか… 先々のこともあるし、無理はしないでほしいけど。

イタリアはやはり試合巧者、コンディションが悪ければ悪いなりに帳尻を合わせてくる。 それは層の厚さの違いによるところもあるかな…
第1戦に比べると、リッカも動きが良くなかったな。 それでも、メキシコ戦の時のように何度かサイドからクロスを上げたりするのが見られたのは楽しい。 それはピルロがいるからこそ…なんですけどね。

ちなみにマン・オブ・ザ・マッチは香川真司。 でも喜べないだろうなぁ…


日本にとっては惜しい試合だったけど… 私はこの段階で 「 大健闘! 」 とか 「 よくやった! 」 とは言う気にならない。
それはもっと先に大きな結果を残せた時までとっておきます。


グループA 第3戦は、6月22日 現地時間 午後4時(日本時間 6月23日 午前4時)より、イタリア vs ブラジル、日本 vs メキシコ。

イタリアとブラジルは、グループ1位の座をかけての対戦。 グループBはおそらくスペインが1位になるだろうから、準決勝でいきなり当たることは避けたいわけですよ。
…で、イタリアがグループ1位に上がろうと思ったらブラジルに勝つしかないんだよね。 頑張ってほしいっす!

日本はコンフェデ1勝をかけてメキシコと対戦。 むろんメキシコも1勝を狙っているわけで、簡単にはいかないだろうけど、ぜひとも勝ち星を!

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