2013年4月6日土曜日

レ・ミゼラブル

レ・ミゼラブル Les Misérables (2012年 イギリス)  ※公式サイトはこちら


監督 トム・フーパー
出演 ヒュー・ジャックマン ラッセル・クロウ アン・ハサウェイ アマンダ・セイフライド エディ・レッドメイン
      サシャ・バロン・コーエン ヘレナ・ボナム=カーター サマンサ・バークス アーロン・トヴェイト

1815年のフランス、トゥーロン。 パンを盗んだ罪で19年間服役したジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、ある日、監督官ジャベール(ラッセル・クロウ)から仮釈放を告げられ自由の身となった。 しかし周囲の風当たりは冷たく仕事にも就けず、行き詰まったバルジャンは再び盗みを働いてしまう。 その罪を見逃し赦してくれた司教の真心に触れたバルジャンは、身も心も新しい人間に生まれ変わろうと決意し、釈放状を破り捨てる。
それから8年。 マドレーヌと名を変え、工場経営に成功したバルジャンは、市長の座につくまでの人物になっていた。
バルジャンの工場を解雇され娼婦に身を落としたファンテーヌ(アン・ハサウェイ)と出会い、彼女から愛娘コゼットの未来を託されたバルジャンは、マドレーヌがバルジャンと同一人物だと気付いたジャベールの追跡をかわし、コゼットを連れてパリに逃亡する。
バルジャンの父親としての愛情を一身に受け美しい娘に成長したコゼット(アマンダ・セイフライド)は、パリの下町で革命を志す学生たちの一人であるマリウス(エディ・レッドメイン)と出会い、互いに心ひかれあう。 しかし、激動の時代が人々を呑みこんでいく…



ヴィクトル・ユゴーの大河小説に基づき、アラン・ブーブリルとクロード=ミシェル・シェーンベルクにより制作されたミュージカル 「 レ・ミゼラブル 」 を映画化。

遅ればせながら…ですが、やっと見に行くことができました。
ミュージカル映画を劇場で見るのは、いつ以来だろう? たぶん、サウンド・オブ・ミュージックのリバイバル上映以来かな… え~と…ものすごく久しぶりです。

中学生の時に原作 ( 「 ああ無情 」 ) を一度読んだことはあるのですが完訳版は未読、舞台も一度見たいとは思っていたのですが機会が得られず未体験… そんな状態でしたので、初めて舞台を見に行く気持ちで鑑賞。

これはもう、感動!の一言でした。 ゚・*:.。.(*´Д`*).。.:*・゜

これまでのミュージカル映画は歌を別録りするのが普通だったそうですが、本作は演技の段階で生の歌声を収録するという方法をとっており、臨場感あふれる仕上がりになっています。
ゆえに、映画を見ているのではなく、実際に舞台を見ているような感覚になりました。
アン・ハサウェイが胸張り裂けそうな想いで歌う 「 I Dreamed a Dream 」 をはじめ、数々の歌が、見ている側の胸に染み込んできます。 特にクライマックスの 「 民衆の歌 」 は圧巻!

人は脆く弱いもの、けれども絆によって人は強くなる…
不条理な時代に生を受けながら、未来に目を向けて生き抜こうとする人々の姿が胸を打つ、「 見て良かった 」 と思える珠玉の一本です。


原作を読んだことがあるといっても、なにせ中学生時分のこと。 ストーリーを辿っていただけで深いところまで読めていなかった気がするので… 完訳版、読んでみようかな。

2 件のコメント:

まさし さんのコメント...

俺もちょっと前に観てきましたよ!

正直、未知の領域でして、今回は勉強がてらの
鑑賞でしたが、やっぱり良かったです!!

何だろう?魅せるではなく歌で心に響かせる…
感動の仕方って色んな形があるんだなぁ~と
改めて感じさせてくれる作品でありました。

みや さんのコメント...

>まさしさん
封切りからだいぶ経っていて、上映館も少なくなってきてしまったので、慌てて(笑)見に行ってきました。

本当に感情を込めて歌うというのは、こういうことなんだ…!と、つくづく感じました。
途中3回くらい泣いた…(ノД`*).。.:*・゜

ヒュー・ジャックマンはミュージカルでの受賞歴もあるだけあって、やっぱり上手い!
次はガラッと印象を変えて「ウルヴァリン:SAMURAI」(舞台が日本!)でお目にかかることになりそうですね。楽しみ~!