2016年7月24日日曜日

2016年 イタリアの旅 2日目 その2 : スタディオ・サン・シーロ

「2016年 イタリアの旅」 これまでの記事
1日目 ミラノへ Go!  2日目 その1 : 最後の晩餐


7月10日(日) イタリア 2日目 その2


サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会を後にし、トラムの停留所 サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ S. Maria Delle Grazie から再び 16番 サン・シーロ・スタディオ San Siro Stadio 方面 に乗車。

終点で下車すると、目の前にドド~ンとそびえ立つのは…

そう! スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ Stadio Giuseppe Meazza 、またの名を スタディオ・サン・シーロ Stadio San Siro
言わずと知れた、ACミランとインテルナツィオナーレ・ミラノのホームスタジアム。




ミラニスタ歴22年にして、ようやくここに来ることができた…!


1925年にこのスタジアムを建造したのは、当時ACミランの会長だったピエロ・ピレリ ( タイヤ等の大手企業ピレリの創業者ジョヴァンニ・バッティスタ・ピレリの息子 ) 。
スタジアムがサン・シーロ地区に建てられたことから 「 スタディオ・サン・シーロ 」 と名付けられました。

後にこのスタジアムを購入したミラノ市が、1935年から拡張工事を開始。

このように、元々はACミランのホームスタジアムだったのですが、1947-48シーズンからインテルのホームスタジアムとしても使われるようになります。

インテル ・ ACミラン ・ ユヴェントス の 3大チームを渡り歩き、イタリア代表でも活躍した名選手ジュゼッペ・メアッツァが1979年に亡くなり、翌1980年にミラノ市が彼の偉業を讃えてスタジアムの正式名称を 「 スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ 」 とし、以降 「 サン・シーロ 」 は愛称ということになっています。 でも個人的にはサン・シーロと呼ぶ方が好きなんですよね。

前述したように、このスタジアムはミラノ市所有。
実はイタリアのチームのスタジアムはほとんど借り物で、数年前にユヴェントスがやっと自前のスタジアムを造ったくらいでして…
ミランもスタジアム建設構想はだいぶ前からあるのですが…いつになるやら。


さて、ここへ来たのはスタジアム外観を見るためだけじゃないですよ、もちろん。
シーズンオフなので試合は行われていませんが、スタジアム見学ツアーというものがあるのです。

実は、サン・シーロの公式サイトに 「 日本語のツアーもあるので、お問合せください。 」 みたいなことが書いてあったので、1ヶ月ほど前にメールで問い合わせ ( 一応英語で ) をしてみたのですね。
すると 「 今は日本語ガイドがいなくて、7月もいるかどうか分からない。 イタリア語と英語ツアーなら毎日やってますよ。 」 という返事が返ってきまして… (^^;) まあ英語ツアーならどうにかなるだろう!という思いでやってきたわけです。

スタジアムの8番入口にあるチケット売り場に行くと、いきなり ( 英語で ) 「 今夜ここでコンサートがあるので、ピッチに覆いがしてありますが、よろしいですか? 」 と聞かれまして…
「 ええ~芝をバックに写真撮りたかったのにぃ… 」 と軽いショックを受けつつも 「 ということは、明日にするとしても撤収作業があるだろうから、どのみち同じことか… 」 と考え、チケットを買って入場。
スタジアム + 博物館ツアー €17 のところ、ミラノカード提示で €14 でした。

まずサン・シーロ博物館からですと言われ、入ってみると… ACミランとインテルに関する展示が!

おお~! インザーギ、マルディーニ、カカのユニフォーム!
一番手前は2013-14シーズンの本田圭佑のサードユニフォーム!
ちょ…オペルのロゴが懐かしいじゃねえか! セードルフのユニも。
等身大 ( たぶん ) のパオロ・マルディーニ。 奥にルート・グーリットも。 子供が一緒に写真撮ってた。

ミランとインテルが獲得したトロフィーやカップが並んでますが…

ビッグイヤー ( UEFAチャンピオンズリーグの優勝カップ ) !
1989年トヨタカップ優勝トロフィー!
これ… インターコンチネンタルカップ ( トヨタカップの前身 ) 優勝トロフィーだ!
1990年8月 第12回サンティアゴ・ベルナベウ杯 ( ACミラン vs レアルマドリード ) のカップ
…ミランが獲得したものしか撮ってなくて、すいやせん。 ミラニスタなもんで勘弁してくだせぇ。

こちらは、1988-89シーズンのチャンピオンズカップ優勝時に作られたピクチャーレコードのようですが、パッと見オランダトリオが描いてあるのかと思いきや…


グーリットとファン・バステンと… ライカールトじゃなくてバレージかい!(笑) ま、まあ、キャプテンだしね。
何が入っているのか聞いてみたい。

こちらは正真正銘のオランダトリオ。 ミランのオフィシャル誌 「 フォルツァ・ミラン Forza Milan 」 の表紙。



インテル関係の展示はほとんど写真を撮ってません(笑)が… これだけは撮っとかないと!


ライバルのキャプテンだったがミラニスタもリスペクトしていた存在、ハビエル・サネッティのユニ。


さて、私、ここから先はガイドと一緒にスタジアム内を回るのだと思い込んでいたのですが、他のお客さんが自由に出ていったりしているので 「 もしや? 」 と思い博物館の外に出てよく見てみると…
ベルトパーティションで通路が作ってあって、いわゆる 「 順路→ 」 的な表示があり、そこで初めて 「 順路に沿って自由に行っていいのか! 」 と気付いた次第。 (^^;)
シーズンオフだからこそなのかもしれませんが。

…というわけで、スタジアム内に突入! 順路に沿って進むと…


ミックスゾーンじゃねぇっすか! 選手や監督がインタビュー受けてる映像や写真でお馴染みのアレ!

ミックスゾーンの先を左折して少し進むと… ミランのロゴが描かれた扉が。


その奥には… ミランのロッカールーム! ひゃっほう! ε=ヽ(○´∀`)ノ

先客多数。 そりゃ座っちゃうよね~ ( オイラも座っちゃったぞい! )

いつも映像や写真でしか見ていなかった場所に入れた~! すんげぇ嬉しい!

その先に、インテルのロッカールームがありますが…



ミランのロッカールームとは、だいぶ雰囲気が違うなぁ。

ロッカールームを抜けて階段を上り、スタンドへ。


メインスタンド、ベンチのすぐ後ろの席。 ピッチが近い~いいなぁ~ここで試合見たい!


ここで緑の芝をバックに写真を撮るつもりだったんだが…残念。

あとは順路に沿って出口へ。 以上でスタジアムツアーは終了。

最後にスタジアム内のショップへ突入。
ユニフォームでも買っちゃおうかな、でも日本にいても買えるしなぁ…ということで、ここではペナントとかマウスパッドとか、日本であまり売ってなさそうなものを購入。

いやぁ楽しかった!
でもやっぱりスタジアムは実際に試合を見てこそ…ですよねぇ。 今度は絶対にシーズン中に来るぞぉ!


次は、ドゥオモ広場へ向かいます。


2日目 その3 : ドゥオモ広場とガッレリア へ続く )

1 件のコメント:

daikubo335 さんのコメント...

うらやましいです・・・。

貴重なサッカー動画です。
96/97シーズンのビチェンツァ対インテルです。
サネッティ、ジョルカエフ、インス、ヴィンター、サモラーノがいます。
https://youtu.be/0-YpV2KJ62c