2012年7月7日土曜日

スノーホワイト

スノーホワイト Snow White & the Huntsman (2012年 アメリカ)  ※公式サイトはこちら


監督 ルパート・サンダース
出演 クリステン・スチュワート シャーリーズ・セロン クリス・ヘムズワース サム・クラフリン

昔々のこと。 マグナス王が統治する王国に、雪のように白い肌・血のように赤い唇・黒檀のように黒い髪を持つ王女スノーホワイト(クリステン・スチュワート)が誕生し、美しい少女に成長する。 しかし、母亡き後、父マグナス王がラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)を新しい妃に迎えた時から、彼女の運命は一変する。 魔術を操るラヴェンナはマグナス王を殺害して女王の座につき、スノーホワイトを幽閉する。
7年後、ラヴェンナは、魔法の鏡から 「 やがて自分よりも美しい娘が現れる。 しかしその娘の心臓を口にすれば、永遠の若さと美貌が手に入る。 」 と告げられる。 その娘というのが他ならぬスノーホワイトであると知ったラヴェンナは彼女を捕らえにかかるが、スノーホワイトは城外へ脱出し、黒い森へ逃げ込む。
ラヴェンナは、森に詳しいハンターのエリック(クリス・ヘムズワース)を呼び、彼の亡き妻を魔力で蘇らせることと引き換えに、スノーホワイトを捕らえることを命じる。 森でスノーホワイトを捕らえたものの実はラヴェンナに騙されていたと知ったエリックは、スノーホワイトを連れて森を逃走する。 スノーホワイトは、やがて8人の森の番人を味方につけ、ハモンド公の息子で幼馴染のウィリアム(サム・クラフリン)との再会も果たす。
ラヴェンナの策略に一度は倒れたスノーホワイトだったが、王国を取り戻すべく戦いを挑む。



新解釈の 「 白雪姫 」、見てきました。

全体的にはダークな色調ですが、童話って原典に近いものを読むとかなりダークな部分があったりするので、これはこれで有りかな。
”白”のスノーホワイトと、”黒”のラヴェンナ。 ”おどろおどろしい”黒い森と、”色鮮やかな”妖精の聖域(サンクチュアリ)。 映像に関しては、そういった対極にあるもののコントラストを際立たせていて、一見の価値ありです。

ストーリーも、対極にある2人の女性が軸になっているわけですが…
クリステン・スチュワートは、時に凛々しい美しさを見せていて、悪くはなかったです。
しかし…シャーリーズ・セロンの演技が終始圧巻だったせいか、やや霞んでしまったのが残念かな。
シャーリーズ・セロン演じるラヴェンナは絶対悪という存在ではありますが、実は自身も悲しい運命を背負っていることで絶対悪にならざるを得なかった…ということを匂わせる部分があり、圧倒的な迫力と、時に悲劇性を感じさせる演技が秀逸でした。

エリックとウィリアム、この2人の立ち位置が結局いまいちハッキリしないまま終わったなぁ(エリックの方は、とりあえず 「 リンゴの呪い 」 を解くカギにはなっていましたが)という感じがあったのですが…
ちょっと調べてみたら、この作品は3部作として作られる予定なのだそうで… となると、そんな風に終わったのも分からなくはないな。
予定通り続編が作られるのであれば、「 王子様が助けに来るのを待つのではなく、自らの力で立ち上がった白雪姫 」 のその後をどう描いていくのかには、ちょっと興味はありますが… なかなか難しそうですねぇ。

2 件のコメント:

まさし さんのコメント...

わたしも観てきましたよ~!
終始、シャーリーズ・セロンの演技に魅せられました。
そのせいか印象に残ってるのは、ラヴェンナのシーンばかりで(笑)
思っていたより「アッサリ」してるなと感じたんですが、3部作予定なのですね。
この先どうなるか?ちょっと楽しみが増えました!!

みや さんのコメント...

>まさしさん
いやホントに最後まで怖かった(笑)シャーリーズ・セロン…
悪役は役者としての力量がないとこなせませんから、とにかく凄い女優さんだなぁと見るたびに思います。

制作サイドとしては「ロード・オブ・ザ・リング」ばりの3部作にしたいという意図があるようなのですが、並大抵のことではあれ(ロード…)には迫れないと思うので、今後どんな風に作っていくのか興味深いですね。