2013年5月17日金曜日

ミュシャ展に行ってきた!

19世紀末を代表する画家であり、アール・ヌーヴォーを代表するグラフィック・デザイナーである アルフォンス・ミュシャ Alfons Maria Mucha

私がミュシャの作品に出会ったのは高校生の時。 修学旅行で京都へ行った際に立ち寄った京都国立近代美術館で企画展 「 ヨーロッパのポスター 」 が開催されていて、そこでミュシャがサラ・ベルナールを描いたポスター ( 特に 「 ジスモンダ 」 と 「 椿姫 」 ) に一目惚れ! 以来、ミュシャは大好きな作家の一人となりました。

ミュシャは日本でも人気で、何度も展覧会が開催されていますが、人気だということは 「 混む! 」 ということでもあるので、足を運ぶ機会を逸してしまうこともたびたび…
そんなこんなで、画集を眺めて過ごす日々が続いていたわけです。

しかし! 現在、六本木ヒルズ・森アーツセンターギャラリーで開催されているミュシャ展は是非とも見たい!
気がつけば会期もあとわずか ( 5月19日まで ) 。 意を決して行ってきました!


ミュシャ展 パリの夢 モラヴィアの祈り

ミュシャ展 図録
今回の展覧会は、ミュシャ財団全面協力のもと、作品だけでなく、ミュシャの芸術理念や思想にまで踏み込んだものとなっています。

サラ・ベルナールを描いたポスターを、久々に見ることができました!
私がミュシャにハマるきっかけになった先述の 「 ジスモンダ 」 「 椿姫 」 はもちろん…
「 ロレンザッチオ 」 「 メディア 」 「 トスカ 」 などもあり、見とれることしきり。

宣伝ポスターも逸品揃い!
「 ムーズ川のビール ( これも高校生の時に京都で出会った1枚! ) 」 や、「 ジョブ 」 「 モエ・エ・シャンドン 」 などなど… 「 ミュシャ様式 」 と言われるデザインを堪能。

また、油彩画やパステル画、素描、写真など、さまざまな角度からミュシャ作品を楽しむことができるのも、今回の展覧会の特徴。 制作中のモデルなどを撮った写真 ( ゴーギャンが写っている写真もある! ) などが、なかなか興味深い。

さらに、パリから祖国チェコへ戻った後にスラヴ民族の歴史を描いた連作 「 スラヴ叙事詩 」 の習作などを通して、思想家としてのミュシャについても紹介されており、見ごたえがありました。


最終週だったこともあって人出も多めでしたが… 行って良かった~! (*´Д`*)

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