監修 アントニオ・パオルッチ(ヴァチカン美術館館長)
監督 マルコ・ピアニジャーニ
出演 アントニオ・パオルッチ パオロ・カシラギ
日本語版ナレーション 石丸謙二郎
カトリックの総本山ヴァチカン宮殿に、500年もの歴史の中で歴代の教皇たちが収集してきた芸術作品が収められたヴァチカン美術館がある。 そのヴァチカン美術館に、世界で初めて4K(Ultra HD)3Dカメラが入った。 精緻な映像には世界の美術史における傑作の数々が、かつてない形で現れる。
すでに四半世紀近く前(!)になりますが…
初めてのヨーロッパ旅行の際に、サン・ピエトロ寺院を訪れてはいるのですよ。 で、ミケランジェロのピエタなどは見ることができたものの、少し奥に行けばあるシスティーナ礼拝堂やヴァチカン美術館などには足を踏み入れてないんですよねぇ…パッケージツアーの悲しさよ (ノД`)
つまり、目前まで行ったにもかかわらず、「 最後の審判 」 ( ← 当時修復中だったので、どのみち見られませんでしたが ) も 「 アダムの創造 」 も見ていない、「 ラオコーン像 」 も見ていない、「 キリストの変容 」 も見ていない…というトホホな状態。
で、せめてこの映画で鑑賞させていただこうと思った次第。
映画というよりは、「 大スクリーンで見るデジタルアーカイブ 」 といったところ。
いやいやいや、4K3D スゴイです! (@▽@;)
映像がクリアで、彫刻はまるで目の前にあるようだし、絵画も本当に目の前にあるかのごとく。
しかも、現地でも体験できないであろうアングルからの映像もあり興味深い。
本作では、2Dである絵画に3D処理を施すという試みがなされていますが…
ここは評価が分かれるところかなぁ。 確かに迫力は増しているんですが、一方で 「 既に現地で一度見たことがある人が、現物との違いを楽しむためのもの 」 になってしまっているような気もします。
いずれにしても 「 ちょっとヴァチカン美術館に行ってくるわ 」 という距離ではない(笑)ので、本作で体感できたのは良かったです。
…やっぱり、いつかは本物が見たいですけどね。
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