実を申せば… かつての私は、完全に「野球馬鹿」でした。
中学生の時に高校野球を見るようになってからですね。 ちょうど東海大相模の「原(辰徳)フィーバー」真っ只中でしたが、私は密かに「いやいや、津末の方がカッコイイっしょ!」と…(笑)。
当時、野球マンガが人気だったことも影響したのか、徐々にプロ野球も見るようになりました。
阪急ブレーブス(山田久志・松本正志が特に好きだった) のファンになり、のちに西武ライオンズ(ご贔屓は伊東勤だった)のファンになり…と、野球にどっぷり浸かっていましたが… 古い話でスミマセンほんとに…(^^;)
転機は、ひょんな事から訪れました。
1992年9月9日のこと。
当時同僚だった女性から「今日のサッカーのチケットがあるんだけど、一緒に行く予定だった友人が行けなくなってしまったので、よかったら譲りたい。」という申し出が。
彼女は、私がスポーツ観戦好きだと知っていたので声をかけてきたようなのですが、実は私、それまでサッカーの試合を全く見たことがなかったので、特別興味も持っておらず、一瞬どうしようか迷いました。
が、翌年開幕するプロリーグ(Jリーグ)の話題が巷で飛び交っていたこともあり、「じゃあ見てみようか…」と、その時は完全に興味本位でチケットを譲ってもらい、その夜、国立競技場へ出向いたわけです。
男子と違って、女子は遊びや体育の授業でサッカーに触れる機会がなかったので…というのが、サッカーに興味を持てずにいた理由のひとつだった気がします。(今の女子はそんな事もないと思いますが)
なら野球はどうなんだ?と言われると、よく分からんのですが(^^;)。 ソフトボールなら体育でやった経験があるから…ってことでもないだろうし… 単に「スポーツ中継といえば野球」という世代だったからという事でしょうか。
閑話休題。 さて、この日、何のチケットを譲り受けたのかというと…
ナビスコカップ 予選リーグ 読売ヴェルディvs鹿島アントラーズ
当時のヴェルディといえば、三浦カズ、ラモス、武田、北澤…とスター揃いだったわけですが、サッカーを見たことがなかった私は選手の名前なぞ全く知らず…(汗)
サッカーのルールも全く知らなかったので、「オフサイドって何?」な状態.だし、フォーメーションについての知識も全く無し。 直接FKと間接FKの違いも謎だった。
解っていたのは「相手より多くゴールした方が勝ち」ということだけ…(笑)
ただ、バスケットボールの経験があったからか、試合を見ているうちに、守る選手、攻める選手、そして攻撃の起点になっている選手がいるんだな…ということが、ぼんやりと理解できてきました。
高校でバスケ部に所属していた時、私は身長が低くてゴール下では役に立たないため、ガードで攻撃の起点になることが多かった(あまり上手ではなかったけど…)のですが、そのせいか、目の前の試合で「アントラーズの、やたら上手いパスを出す外国人」が、もの凄く気になりだしました。
はい、誰だかお判りですね…ジーコです。 そりゃ上手いに決まっとるわ!なのですが、その時の私はジーコがどれだけ凄い人なのかすら知らず…(^^;) ホントに、今思い出すと冷や汗モノです。
さて、この試合、3-3 で延長に入り、延長Vゴールで決着。 3-4v でアントラーズの勝利でした。
ちなみにこの日の得点者を改めて確認すると…
【ヴェルディ】 三浦和良 武田修宏 北澤豪
【アントラーズ】 ジーコ 長谷川祥之(2) 黒崎久志(当時の登録名は比差支)
ひゃ~懐かしい! …ていうか、カズがまだ現役なのがスゴイ!
このように、点の取り合いになった試合だったのと、先入観なし・まっさらの状態で見たからか、初めてのサッカー観戦を終えての感想は…「サッカーって面白いじゃん!」でした。
同時に、鹿島アントラーズというチームのファンになってしまった私がおりました。
この日を境に、サッカー馬鹿へ一直線!の日々が始まってしまったわけです。(^^;)ゞ
元来オタク体質なもので(笑)、興味を持ち始めると、それについてトコトン知りたくなってしまうんですね。
で、サッカーの入門書みたいなものを読んだり、サッカー雑誌を買い始めたり、過去の名勝負・名選手について調べてみたり…と、サッカーにどっぷり浸かってしまいました。
国立競技場でアントラーズの試合がある時は、何回か足を運びました。 鹿島スタジアムも1回だけですが行ったことがあります。(良いスタジアムですが…ちょっと遠いので、なかなか行けない…)
※震災で鹿島スタジアムもかなりのダメージを受けてしまいました。 早く復旧できるといいのですが…
1993年は、Jリーグ開幕と共にもうひとつの話題が…
ワールドカップ アメリカ大会 アジア地区予選!
ワールドカップが何なのかもよく知らなかった私は、また調べ魔になる日々…。
…そして、本大会出場まであと一歩届かずに終わった、アジア最終予選。
私は、最後のイラク戦でドローに終わってしまったことよりも、第2戦でイラン相手に勝ち点を取れなかったことが予選突破できなかった最大の原因だと思っているので、いまだに「ドーハの悲劇」という言い方には抵抗がありますが…。
当時のJリーグは延長Vゴール方式で必ず決着をつけるスタイルだったので、1993年は、このアジア最終予選で「負けない戦い方」の必要性というものを痛烈に感じた年でもありました。
昔話に長々とおつきあいいただき、ありがとうございました。 m( _ _ )m
この続きは、折を見て (2) 海外編 で(笑)。
【追記】 続きです。 → サッカー馬鹿ができるまで (2) 海外編
2 件のコメント:
なるほど〜こうしてできあがったわけですね、
サッカー◯◯がwww
あたし、あんまり熱中型じゃないみたいで、
こだわり体質の方に
憧れをもって見てしまうんですよ。
それにしても知識なし、パッとみて
選手の善し悪しがわかるなんて凄い。
もともと鑑定眼がおありだったんですよ!
あたしなんて、今でもちっともわかりません。
選手だって、背中を見なきゃ誰なのかわからないし。
あれ、いつになったら
「走ってる姿を見るだけで」選手がわかるようになるんでしょうか・・・
永久に無理な気がしてきました(笑)
>ピッコラさん
そうなんです、こうしてできあがっちゃったんです(^^;)。
人生、何がどう転ぶかわかりませんねぇ ← おおげさ(笑)
私も「走ってる姿だけでわかる選手」は、そんなに多くはないですよ。
ミランの選手は大丈夫ですが(笑)、相手チームの選手はあまり見分けがついてない…なんてことも結構あります。
サッカー中継って、ピッチに近い映像だと誰なのか判りやすいですが、ピッチ全体の映像でボールを持っていない選手の動きも見えないと面白くない…という側面がありますしね。
ご贔屓の選手(カッコイイ!と思った選手でもいいと思います)がいたら、その選手の動きを重点的に追って見るというのも面白いかも?
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