「2015年 シンガポールの旅」 これまでの記事
1日目 その1 : 市内観光ツアー (1) 1日目 その2 : 市内観光ツアー (2) 1日目 その3 : 市内観光ツアー (3)
1日目 その4 : 市内観光ツアー (4) 2日目 その1 : F1市街地コース 2日目 その2 : ティオンバル
2日目 その3 : ザ・ショップス・アット・マリーナ・ベイ・サンズ 3日目 その1 : マラッカ日帰りツアー (1)
3日目 その2 : マラッカ日帰りツアー (2)
8月12日(水) シンガポール 3日目 その3
引き続き マラッカ ( マレーシア ) 日帰りツアー。
ジョンカー・ストリートからマラッカ川を渡ると…
マラッカ川 |
サーモンピンクの建物が鮮やかな オランダ広場 Dutch Square があります。
正面にあるのがセントクライシス教会。 向かって右がスタダイス。 |
小ぶりな風車もある! |
セントクライシス教会を正面に見て右手にある スタダイス Stadthuys ( 1650年にオランダの統治者がオフィスとして建てたもの ) の中を抜け…
セント・ポールの丘を目指します。
マラッカという地名の由来になったと言われている 「 マラッカの木 」 |
鄭和記念博物館の横を登っていく。 |
マラッカタワーが見えた! |
ほどなくして教会らしきものが見えてきた… |
丘を登りきったところに セント・ポール教会跡 St. Paul's Church があります。
セント・ポールの丘からの眺め |
当時はヨーロッパ各地にプロテスタント派が広まり始めており、その拡大を阻むためにカトリック派がアジアに目を向けます。 そのカトリック派の急先鋒であった 「 イエズス会 」 極東アジア地域の責任者だったのが、日本でもお馴染みのフランシスコ・ザビエル。
彼は、ポルトガルからアフリカ、インドを経由してマラッカに渡り、この教会を拠点として日本へ布教に向かったわけです。
日本から再びインドに渡ったザビエルは、次に中国での布教活動を計画しますが、中国のサンチャン島に滞在し中国本土への上陸待ちをしていた時に熱病に冒され、1552年12月に46歳で殉教。
聖骸は、インドへ移送される途中の 9ヶ月間、この教会に安置されていたとのことです。
フランシスコ・ザビエルの像 |
この理由は諸説あって、「 聖骸から右手が切断されてローマに送られたことに由来する 」 とも 「 落雷で木が倒れこんで右手を落とした 」 とも言われていますが、あまり定かではないようです。
では教会跡に入ってみましょう。
実はここ、NHK で放送中の 「 岩合光昭の世界ネコ歩き 」 マレーシア編のロケ地のひとつだったこともあって、ぜひ来たいと思っていた場所。
期待通り、いきなりニャンコに出会えました。 (^^)
現在この教会跡は、屋根が朽ち果ててしまい壁面のみが残っている状態。
一番奥に、金網で覆われた場所がありますが…
この下が、ザビエルの聖骸が安置されていた場所だそうです。
教会跡を通り抜けたところのお土産屋さんにもニャンコが! (^^)
教会跡の横から丘を下ります。
丘を下りきったところに ファモサ要塞跡 A'Famosa ( サンチャゴ砦 Porta de Santiago ) があります。
1511年にマラッカ王朝を占領したポルトガルが、セント・ポールの丘の周囲を囲む城壁を築いた際に設置した 4ヶ所の門のうちのひとつ。
後年、城壁は英国によって撤去されましたが、後世に伝える資料としてここだけが残されたそうです。
ファモサ要塞跡の向かいには 独立宣言記念館 Proclamation of Independence Memorial があります。
1956年2月20日、マラッカにおいてマレー連合州の英国からの独立が宣言され、マレーシアの初代首相トゥン・アブドゥル・ラーマンによって開かれた記念館。
中には入りませんでしたが… マレーシアの歴史と独立運動に関する資料が展示されているそうなので、次の機会があったら入ってみたいです。
マラッカ歴史地区の地図 |
ハイビスカスが鮮やか |
続いて マラッカ王宮博物館 Melaka Sultanate Palace へ。
マラッカ王国の初代パラメスワラ国王が建立した宮殿を復元した建物で、当時の貿易などの様子や民族衣装などが展示されています。
あまり時間がなくて駆け足で見る形になってしまいましたが、なかなか面白かったです。
これでマラッカ観光は終了。 今回は日帰りということもあってちょっと慌ただしかったですが、2~3泊くらい滞在してみたい場所でした。
ツアー車でシンガポールへ戻ります。
国境まで戻った時はちょうど通勤帰りの時間帯だったようで、シンガポールで仕事を終えてマレーシアへ戻る車やバイクで反対車線は大渋滞! (@_@;)
ホテルへ戻り、すぐ隣のマリーナ・スクエアにある 包今天 ( バオ・トゥデイ ) Bao Today で夕食。
点心、美味しかったっす! ヾ(*⌒¬⌒*)ノ
明日はいよいよ旅の最終日。 早いなぁ…
( 4日目 チャンギ国際空港 ~ 5日目 帰国 へ続く )