ジョン・カーター John Carter (2012年 アメリカ) ※公式サイトはこちら
監督 アンドリュー・スタントン
出演 テイラー・キッチュ リン・コリンズ サマンサ・モートン マーク・ストロング キーラン・ハインズ
ドミニク・ウェスト ジェームズ・ピュアフォイ ダリル・サバラ ウィレム・デフォー
1881年のニューヨーク。 エドガー・ライス・バローズ(ダリル・サバラ)は、大富豪である叔父ジョン・カーター(テイラー・キッチュ)から 「 すぐに来てくれ 」 という電報を受け取り、彼のもとに駆けつける。 しかしジョン・カーターは既に亡くなっており、エドガーに 「 遺産を全て譲る 」 という遺言と、一冊の日記が残される。 日記に記されていたのは、およそ真実とは思えないジョン・カーターの 「 体験談 」 だった。
遡ること13年前の1868年。 かつて南北戦争に軍人として従事していたジョン・カーターは、ある辛い出来事から生きる意味を見失い彷徨っていた。 荒野でネイティヴ・アメリカンに襲撃されて逃げ込んだ洞窟で、ジョン・カーターはある不思議な現象によって未知なる惑星 「 バルスーム 」 に瞬間移動してしまう。
高度な文明を持ったバルスームは、全宇宙を支配しつつあるマタイ・シャン(マーク・ストロング)によって滅亡の危機に瀕していた。 ヘリウム王国の王女デジャー・ソリス(リン・コリンズ)との出会いをきっかけに、バルスームの民たちと心を通わせるジョン・カーターだったが、かつて愛する者を救えなかった過去から、彼らと共に戦うことを躊躇する。 しかしバルスームの惨状が、彼の中に 「 二度と愛する者を失いたくない 」 という強い思いを芽生えさせる。
果たして、ジョン・カーターとバルスームの運命は? そしてジョン・カーターがエドガーに日記を残した真意とは?
ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品。
「 ターザン 」 の作者としても知られる エドガー・ライス・バローズ Edgar Rice Burroughs が1912年(ちょうど100年前!)に発表したSF小説 「 火星のプリンセス A Princess of Mars 」 を映画化。
※1912年に 「 火星の月の下で Under the Moons of Mars 」 というタイトルで連載され、1917年に 「 火星のプリンセス 」 として刊行…だそうです。
いやもう、とにかく面白かった! こういうストレートな英雄譚は大好きです。 (^^)
飛行艇やバルスームの民の扮装などのデザインが、どこかクラシカルな感じで、古典SFのテイストを大事にしているなぁという印象でした。 めっちゃ好みです!
ラストのどんでん返し的なストーリーも面白い。 ああ~そうきたか!って感じ。
「 バトルシップ 」 ではかなりヤンチャな役どころだったテイラー・キッチュが、今度は実にワイルドな感じで、これまた良いです。
いろいろなSF映画で見た要素が入ってるなぁ…と感じる向きもあるかもしれませんが、むしろこちらがSFの原点なんだという風に楽しんでもらいたい作品です。
かく言う私、古典SFはわりと好きで、H・G・ウェルズ、ロバート・A・ハインライン、アーサー・C・クラークなどは読んだのですが…
よくよく思い返して見たらバローズはほとんど読んだことがなかった… うわぁダメじゃん!(苦笑) 遅まきながら、「 火星シリーズ 」 を読んでみたいと思います。
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