3月18日 第60回 阪神大賞典 GⅡ 阪神競馬場 芝3,000m
天皇賞・春の前哨戦でもある阪神大賞典。
昨年クラシック3冠を達成し、さらに有馬記念も制して4冠馬となったオルフェーヴルが、今年はこのレースから始動。 当然ながら1番人気。
オルフェーヴルは前めからの競馬。 鞍上の池添騎手は、できれば早いうちに馬ごみに入れて落ち着かせたかったのでしょうが…
1周目から2周目に入る直線で、超スローペースを嫌ったのか、先行するナムラクレセントにオルフェーヴルが並びかけようとしていった時に、ちょっと折り合いを欠いてるか?…と、イヤな予感がしました。
2周目向こう正面で加速しだしたオルフェーヴルを、3コーナー手前で池添騎手が止めようとしてる…口を割ってコーナーを曲がる気配もないオルフェーヴルは、馬群後方まで下がってしまう。
まさか故障!? …と肝を冷やした一瞬。
しかし、直後に故障ではないことが明らかに。 オルフェーヴルは再び凄い勢いで加速。 ナムラクレセントなどをかわしてトップに立っていたギュスターヴクライに、1/2馬身差まで迫ったところでゴール。
単に 「オルフェーヴルが2着に敗れた」 ということだけではなく、衝撃の展開を目の当たりにして競馬場内がいつまでもざわついているのが、テレビを通しても伝わってきました。
池江調教師のコメントによると 「(オルフェーヴルが)1頭になって、馬がやめようとしていた」 ことによる逸走だったようで、「内にいるほかの馬を見つけて、追いかけはじめた(池添騎手)」 のだそうです。
並の馬なら、あれだけ大外をぶん回したうえにブレーキをかけられて下がった時点で、もう盛り返すことはできない… それを2着まで盛り返してくるのだから、オルフェーヴルの能力はハンパない。
とはいえ、こんなレースっぷりで勝ってしまうのは、馬のためにはなりません。
凱旋門賞に挑戦しようとしている馬ならば、なおさらのこと。
だから、勝てなかったのは残念ですが、今後のためにはそのほうが良かったのかも。
課題が残る結果になりましたが、陣営が立て直してくれることを期待です。
ちなみに、オルフェーヴルの父ステイゴールドも、京都競馬場で逸走し競走中止になったことがあります。
そんなところまで似なくていいのになぁ…(苦笑)
まあ、気性の激しさはレースでの爆発力と紙一重なので、うまく転化できるようになってくれれば。
オルフェーヴルは決して完全無欠の馬ではなく、3冠を獲る前に挫折した経験があったりもするので、今回も克服してくれると信じています。
1着のギュスターヴクライ(父ハーツクライ 母ファビラスラフイン)も実は日頃応援している馬なので、勝てたのは嬉しいです。 ファビラスラフイン大好きだったんですよ~ (^ー^)
オルフェーヴルと同い年ながらクラシック路線には乗れませんでしたが、ここへきて本格化してきたようで…次の目標はもちろん天皇賞・春! 頑張れ!
オルフェーヴルも次は天皇賞になるのかな。 今度は真っ向勝負で良いレースを見せてほしいです。
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