2011年5月20日金曜日

母娘三代オークス制覇なるか?

5月22日は、牝馬クラシック第2弾 第72回 優駿牝馬(オークス)。

4月10日の桜花賞で桜の女王に輝いたマルセリーナ(父ディープインパクト・母マルバイユ)は、オークスとの二冠を目指す。

私が応援しているホエールキャプチャ(父クロフネ・母グローバルピース) ※クロフネ産駒の芦毛が好き(*^^* は、惜しくも桜花賞2着だったので…オークスでの巻き返しを期待したいところです。

それから…クロフネの半妹で、1勝馬ながらスイートピーステークス2着で優先出走権を得たシシリアンブリーズ(父ゼンノロブロイ・母ブルーアヴェニュー)にも頑張ってもらいたいなぁ。


さて、今年のオークス出走馬で注目を集めているのがグルヴェイグ(父ディープインパクト・母エアグルーヴ)。

1983年に祖母ダイナカールが、1996年には母エアグルーヴがオークスを勝っており、もしグルヴェイグがここで勝つと、史上初の「母娘三代オークス制覇」ということに!

過去、牡馬をはさんでのGⅠ三代・四代制覇などの例はあります。
しかし… 当たり前のことですが、牡馬は毎年何頭も産駒が誕生するのに対し、牝馬は年に1頭しか産駒が出ないわけです。
ゆえに、牝馬のみで何世代かに渡ってのGⅠ制覇となると、その確率はグッと下がることになります。

過去の牝馬クラシックにおいて、母がオークス・娘が桜花賞を制した例はありますが、同じレースを二代で制した例となると、クリフジ(1943年)・ヤマイチ(1954年)と、ダイナカール・エアグルーヴの2組だけのようです。
この2組、いずれも母娘二代でオークスを制覇しているのですが、生涯一度しか出走できないレースでこれを達成すること自体が凄い!
これが母娘三代となると… これはもう、二度と出ないかもしれない大快挙なわけです。

2003年に、エアグルーヴの娘アドマイヤグルーヴ(父サンデーサイレンス)がオークスに出走した時も、「母娘三代なるか!?」と期待されたのですが、出遅れが響いて残念ながら7着。
アドマイヤグルーヴはその後、この年の牝馬三冠を達成したスティルインラブを下してエリザベス女王杯を制し、「母娘三代GⅠ制覇」は達成されたのですが… 三代オークス制覇の夢は妹達へ受け継がれることになりました。

そして2008年には、アドマイヤグルーヴの妹ポルトフィーノ(父クロフネ)に、母娘三代オークス制覇の夢が託されたのですが… オークスの11日前に骨折が判明し、出走回避。

グルヴェイグはまだキャリア3戦なので、初の大舞台で大記録達成を期待するのは少々酷かもしれません。
しかしレースでは何が起こるか分からない…! 夢だけは託しておきたいと思います。


みんなガンバレ! そしてどうか全頭無事にレースを終えることができますように…。

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