オランダの黄金期と言われる17世紀に活躍した、ヨハネス・フェルメール、レンブラント・ファン・レイン、フランス・ハルス、ヤン・ステーン、ピーテル・デ・ホーホといった画家たちの作品を集めた展覧会。
「 フェルメールとレンブラント 」 とド~ンと銘打ってはいますが、実は、フェルメールは 「 水差しを持つ女 」 、レンブラントは 「 ベローナ 」 と、それぞれ1点ずつのみ…とはいえ、どちらも日本初公開ですんでねぇ、やっぱり見ておかないと!
そして、この時代のオランダ絵画を風景画 ・ 建築画 ・ 海洋画 ・ 静物画 ・ 肖像画 ・ 風俗画など多岐にわたって紹介することで、オランダ絵画はフェルメールやレンブラントだけじゃないぞ!という事を再認識させられる展覧会になっています。
今回展示されていた風景画で特に印象に残ったのが、アールト・ファン・デル・ネールの 「 月明かりに照らされる村 」 。 私はたぶん初めて見る画家ですが、幻想的な感じが好みです!
あと、個人的にはこの時代の風俗画が面白くて好きなんですよね。
私が特に好きなのがヤン・ステーン。 本展で公開されているのは 「 恋の病 」 と 「 女将と戯れる老人とバックギャモンに興じるふたりの男のいる酒場の室内 ( 通称 「 二種類の遊び 」 ) 」 の2点。
描かれている人物が、明らかに何かを企んでいる風だったり、とにかく自堕落だったりで、相変わらずニヤリとさせてくれるのが良い! 隅々まで見ていると飽きないですよホントに。
願わくばフェルメールとレンブラントの作品があと数点あれば言う事なしでしたが…
それでも見応えのある展覧会でした。
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