ハワイ島には、コハラ(死火山)、マウナ・ケア(休火山)、フアラライ(休火山)、マウナ・ロア(活火山)、キラウエア(活火山)という、5つの火山があります。
このうち、マウナ・ロアと、最も活発に活動しているキラウエアを中心としたエリアが、ハワイ火山国立公園です。
1987年に、ユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録されました。
ハワイの火山は、溶岩の流出速度が遅いのが特徴で、キラウエアは「世界一安全な火山」とも言われ、観察ツアーが人気です。
(それでも、大噴火がおきたら安全ではないでしょうけど(^^;))
キラウエアは標高1,247m、登っていくと巨大なキラウエア・カルデラがあり、その中にハレマウマウ火口があります。
ハレマウマウ火口(2005年撮影) あいにくの雨模様… 火口の直径は約 1km あります! |
「ハレマウマウ」はハワイ語で「シダの家」という意味。
ハワイ神話の火の神「ペレ」が現在住まうのがここだと言われています。
2005年に行った時には、ハレマウマウ火口は静かだったのですが…
ハレマウマウ火口(2008年撮影) この日も雨模様… おおっ噴煙が! |
2008年3月に水蒸気爆発がおこり、以後噴煙が上がるように。
日によっては立入禁止になったりするようです。
キラウエアで最も活動が活発なのが、山頂から南東へ下ったところにあるプウ・オオ火口周辺。
ここから溶岩が海へ向かって流れ続けています。
溶岩が海へ流れ落ちて、沸騰した海水が水蒸気を上げている場所があり、「オーシャン・エントリー」と呼ばれています。
2005年には、オーシャン・エントリーの西側にあるチェーン・オブ・クレーターズ・ロードからしか行くことができず、しかもあまり近づけない状況でした。
東に向かって歩いて行くと… |
過去の噴火で道路を飲み込んだ溶岩が! |
さらに溶岩の上を歩いて行くと… |
彼方に見えるオーシャン・エントリー |
2008年には、オーシャン・エントリーの東側 カラパナに、新たな見学場所ができました。
2005年の時とは反対側から見ています。 |
暗くなってくると、水蒸気に溶岩の色が反射しているのがわかります。 |
さらに暗くなると、溶岩が飛び散っているところも見える! |
状況次第では、溶岩が流れてくるところを間近で見たりすることもできるそうですが、私はまだ経験がありません。
いつかは見たいぞ「とろとろ溶岩」。
ちなみに…
火山用語には、ハワイ語がそのまま使われているものがいくつかあります。
溶岩の種類を表す
「アア溶岩」(表面が粗い溶岩)
「パホエホエ溶岩(パホイホイとも)」(表面が滑らかな溶岩)
などが、まさにそれです。
アアは「ごつごつした」、パホエホエは「滑らかな」という意味なのだそうです。
ハワイに行くようになってから、火山に興味シンシンなのですが、「こんなことなら、高校生の時に地学を選択しとけば良かったかなぁ…」と、ちょっと後悔。
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